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MARNI『Roundish』|名作家具調査隊

MARNI『Roundish』|名作家具調査隊

柔らかなフォルムとやさしい色合い。モダンやミッドセンチュリー、和室さえも。どんな空間にでも調和してしまえそうな空気感を持つ。

Roundish (ラウンディッシュ)

なめらかな曲面は身体をすっぽりと包み込み、心身を緩ませる。リラックスを与えるその椅子、手触りもなめらかである。それもそのはずで、Roundishは約90年に渡り木工家具を作り続ける”マルニ木工”の作品なのである。

MARNI

1928年、マルニ木工は「日本の住宅文化を高める」ことを志し創業された。創業者である山中武夫は、まさに「木の魅力」に魅了された人であった。広島県は宮島にて、自在に形を変える木工の伝統工芸を目にしたことがきっかけだった。それから当時としては技術難度の高い「木材の曲げ技術」を確立。職人技ありきであった日本の家具工業に対して、「工芸の工業化」を目指した。

 

1990年代以降は、家具における美観が損なわれる風潮に危機感を抱いた。そこで「国際的なデザイン感覚」と「日本独自の木に対する美意識」、そして「精緻なモノづくりの技」を融合した、「日本から世界へ発信する家具造り」をスタートさせた。今も尚、工芸的な美しさを日本の住宅に広く届けるため、職人の手仕事と機械加工のバランスを追及した木工家具をつくり続けている。

さて、今回目を留めた Roundish に戻る。

世界的に優れているとされるデザインへの美意識を木工家具に取り入れるマルニ木工。ジャスパー・モリソン、SANAA、nendoなど様々な有名デザイナーとのコラボレーションによって、その世界観を作り続けている。2008年にプロダクトデザイナーの深澤直人をアートディレクターとして迎え形としたのが「MARUNI COLLECTION」。このRoudishもこのコレクションのひとつ。マルニ木工が作るべきものとは何か、原点とは何かを探るためのモノづくりを追求したシリーズである。これらは100年後も飽きのこないデザインと堅牢さを兼ね備えた家具作りを目指して作られた。

使い手の生活に溶け込み、いつまでも定番として残り続ける家具。木と向き合ったモノづくり。こういった愛情を受けつくられたモノが名作として永く愛されるのでしょう。

Roundish アームチェア 6-984-0460

  • デザイン:深澤直人
  • 寸法:W589×D577×H867×SH430mm 肘高前665mm
  • 主材:オーク・オーク突板
  • 塗色:NL-0 ナチュラルホワイト
  • 塗装:ウレタン樹脂塗装
  • 重量:9.0 kg
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