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テラスとベランダとバルコニーとデッキ | 住まいの知識

テラスとベランダとバルコニーとデッキ | 住まいの知識

  • 住まいのワードって、身近なようでよく知らない。自分の家の中のことでも、そんなところに名前があったのか!ということが沢山あります。ということで「住まいの知識」というコーナーを始めます。曖昧にしていたあんなこと、ちょっと気になってたこんなことを解き明かしていきます。

「テラス」って良い響きですよね。なんだか分からないけど、憧れる。一方「ベランダ」って言われるとなんとなく、萌えない。ていうか、ベランダとテラスって、何が違うの?「デッキ」とか「バルコニー」とかも、なんなのかはよく分からない・・・。今回はその違いと個性についてご説明します。

テラスとは「盛り土」

「テラス」という言葉は、「盛り土」を表す古フランス語に由来する。この語源の通り、前提条件として地面より少し高い位置にあるスペースをテラスと呼ぶ。段々畑や古墳などもテラスと呼ばれている。住宅においては非常にバリエーション豊かでありながら、基本的には1階にある、窓や扉で繋がっている外部空間を指す。

ちなみに、よく聞く「テラスハウス」というのは、同じ形の住宅が隣り合う壁を共有して連続している集合住宅のこと。元々テラス状地形の斜面に沿って建てられたものをテラスハウスと呼んでいたことから、そのような名称になったそう。

Logic Zineでご紹介したF様邸のコンクリートの外部空間がまさにテラス。うーん、やっぱり憧れる。

GranT一級建築士事務所「三角と四角の家」

ベランダはオランダ出身

なんだかオシャレな感じがしない「ベランダ」。雨をしのげる庇や軒がかかっている外部空間のことを指す。そのため、日本では主に洗濯物を干す場所という認識があり、言葉に生活感をまとってしまっているのかもしれない。

ベランダという言葉の発祥はオランダ語。インドに渡ったポルトガル人が、暑さを少しでも和らげるために考案したそう。なんと16世紀のお話・・・。日本に渡ったのも驚きの安土桃山時代。実は日本の縁側はベランダに該当するんですね。最近人気の「サンルーム」もベランダの一種。歴史も用途も実は深いんですね。

洗濯物を干すだけじゃない、ポテンシャルを秘めたベランダ。見直しちゃいますね。写真は以前取材させていただいたTORTUEにあったベランダ。

バルコニーは劇場にもある

バルコニーとは簡単に言うと、ベランダの庇や軒がないバージョン。下の階の屋根をバルコニーとする場合は「ルーフバルコニー」と呼ばれます。

ベランダはあんなに所帯染みて感じたのに、バルコニーってなんか高貴なイメージ。ロミオとジュリエットの名場面に出てくる、身分の違いの表現に一役買っているあの場所は、まさにバルコニー。それから、オペラ鑑賞に行くと上部に特別席みたいな場所があるのをイメージできますか?あれもバルコニーと呼ばれています。だから高貴なイメージなのでしょうか?

日差しがあるので植物を育てたり、日光浴をするにもいいバルコニー。映画の名シーンで活躍していたり、高貴な人が観劇するスペースだったり、教皇が挨拶をする場所だったりもするバルコニー。ちょっと使い方も変わる気がしますね。

リロジック施工事例「見晴らしの家」には、広々開放的なバルコニーが。

デッキは船の甲板

最近ウッドデッキなどが人気ですよね。「デッキ」とは船の甲板のこと。デッキブラシ、デッキチェア、デッキシューズなど聞き覚えがある人も多いかと思いますが、これらは全て船の甲板で使われていたものを指します。住宅で使う場合の「デッキ」はそこから派生して、建物の外にある、ある程度の広さを持った平らな部分を指します。

家づくりのシナリオでご紹介したT様邸にもウッドデッキがありました。船の甲板気分で水遊びをするのもいいですね。

わかりにくいけど明確な違いのある4つの言葉をご紹介しました。お楽しみいただけたでしょうか?住まいのことを知ることで、ご自宅のことをもっと好きになっていただけたら嬉しいです。「住まいの知識」続編にも乞うご期待!

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