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HERE COMES THE SUN | 名作家具調査隊

HERE COMES THE SUN | 名作家具調査隊

Hiroko Sonezaki

実用的なツールであり、美しいアート作品でもある名作家具。
「名作家具調査隊」は、そんな名品の数々を見つけ出してご紹介する企画です。

音楽を愉しむ住まいにて

あるオーナー様のお住まいにて、その家具と出会った。まるく優しいフォルムからふわりとほのかに明かりが漂う。真下にあるダイニングテーブルでは賑やかな食卓の音が鳴り、楽しげな家族の風景が照らし出される。落ち着いたトーンの中にあたたかみのある住まいにすっかりと馴染む、このペンダントライトの名前は”HERE COMES THE SUN”。音楽好きのこのご家族に、ピッタリな家具だ。

Here Comes The Sun

Here comes the sun
Here comes the sun, and I say
It’s all right

 

Here Comes The Sun – The Beatles (1969)

ビートルズの“Here Comes The Sun”。ギター・ボーカルのジョージ・ハリソンの最高傑作といわれ、老若男女問わず一度は聞いたことがあるであろう名曲。程よい陽気、優しいメロディ。どんな悩みも「どうにかなるさ」と思えてしまうこの曲を聞いて、前向きになれたという人も多いのでは。

この曲が生まれたのは、なんとまさかのエリック・クラプトン邸の庭。作曲したジョージとクラプトンは親友同士。仕事に疲れ果てたジョージは、打ち合わせをキャンセルして親友宅に遊びに。クラプトンのアコースティックギターを借りて、庭でのんびりしていると、ふと春の陽気に気づく。今年初めて感じた春らしい日差しに、するする歌詞とメロディーが思い浮かび、この曲になったのだとか。

沈む夕陽、のぼる朝日

さて、家具の話に戻る。名曲と同名のペンダントライト“HERE COMES THE SUN”は、フランスの著名な建築家 ベルトラン・バラスが1970年にデザインしたもの。ガロンヌ川に沈みゆく夕陽にインスパイアを受けて生み出されたのだそう。タイトルはもちろん、ビートルズの名曲から。デザインを思いついた時に、これ以上に相応しい名前はないと思ったのだとか。確かに、丸い形状といい、そこから溢れる柔らかな光といい、まるで春の穏やかな日差しのよう。

アルミ製の球形シェードは、その下にある存在を太陽のように照らす。また、内側のリフレクターから漏れ出す光が、自然光のように柔らかく周囲に広がり、遠くから眺めれば月のようにも見える。デザインも灯りも柔軟なこの照明は、どのような場所に置いても印象的でありながら、まるでそのために作られたかのように馴染む。

DCW éditions - Paris • Here Comes the Sun - HCS 350

実物を見た感想

うっとりするような流線型のデザインは、日常をドラマチックに演出する。暗すぎず、明るすぎず、手元はしっかり照らされながら、周囲に干渉しすぎない。生活にしっかり寄り添いながらも、非日常の特別感をとどめおき、どれだけ眺めても飽きることがない。音楽好きのお子様が成長され、英語の曲も歌えるようになって、このペンダントライトの下であの曲を口遊まれる様子を思い浮かべる。隣でご両親が伴奏されるかもしれない。なんとも素敵な光景だ。“Here comes the sun, Here comes the sun, It’s all right.”

HERE COMES THE SUN φ 350 / DCW éditions

DCW éditions - Paris • Here Comes the Sun - HCS 350

●Design:BERTRAND BALAS
●Material:

ランプ:E26 普通ランプホワイト 1 00 W × 1
寸法:高・350 巾・φ 350 全長・18 50 m m
質量:1.5k g
材質・仕上:アルミ塗装仕上
フランス製

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