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Eamse Lounge Chair&Ottoman | 名作家具調査隊

Eamse Lounge Chair&Ottoman | 名作家具調査隊

Hiroko Sonezaki
実用的なツールであり、美しいアート作品でもある名作家具。「名作家具調査隊」は、そんな名品の数々を見つけ出してご紹介する企画です。

某人気ドラマに出演した家具

何も面白いことのなかった2020年初夏。同じ場所で過ごす日々の中で、いつの間にか曜日の感覚も薄れていた。そんな毎日に少しの潤いを与えてくれたのは、TBSテレビで火曜日夜に再放送していた『逃げるは恥だが役に立つ』。「このドラマ好きだったんだよな〜」。なんて、在りし日々を思い返すような心持ちで画面を見つめていると、見覚えのある家具が。

それを間近に見たのは、ロジック安政町オフィス2階。ついつい座りたくなるのは、漂う威厳ゆえかも知れない。お父さんの書斎にこっそり忍び込み、恐る恐る腰掛けたあの日を思い出す。男のロマンを具現化したような、たくましさと包容力が魅力的な「Eamse Lounge Chair&Ottoman(イームズ ラウンジチェア&オットマン)」。

この椅子が出演していたのは、大谷亮平さん演じる風見涼太の部屋。ロフト付き、コンクリート壁のおしゃれ空間に据えられていた。大人の女性・ゆりちゃんを射止めようと頑張る年下の風見。年齢の割に大人に見られたいその男心に、見事にマッチした配役。ゆっくりと腰掛け、長い脚をオットマンに預ける風見の様子が容易に妄想できる。

チャールズ&レイ・イームズ夫妻がデザイン

イームズ ラウンジチェア&オットマンはミッドセンチュリーを代表するデザイナーであるチャールズ&レイ・イームズ夫妻が1956年に発表した家具。より良い世界を作るためにデザインはあると考え、機能性を追求したデザインを世に遺したイームズ夫妻。アメリカ海軍から骨折時サポート用の副え木開発を依頼され、その功績によって人命救助に関する感謝状を送られたという逸話も。実用性がありながらも美しいその家具は、今でも様々な場所で目にすることができる。

そんな彼らによって生み出されたイームズ ラウンジチェア&オットマンであるから、座り心地がなんといっても格別。プライウッドという、加工した木の板に熱と圧力を加えて曲げる技術を用いた、美しくスマートな木の曲線で包み込まれるクッション。レザーで覆われたそれは、ゆったりと体を支え、至福の安らぎをもたらす。

大人の色気と包容力のある椅子

デザインのインスピレーションとなったのは「クラブチェア」。全面革張りの丸みのある椅子だ。クラブチェアの名前の由来は上流階級の紳士の社交場「ジェントルマンズクラブ」。イームズ ラウンジチェア&オットマンの持つ大人の色気は、ここに起因しているのだろう。ウイスキーのロックを片手に、もたれかかりたくなる。

いずれ、この椅子が似合う大人に。この椅子が似合う書斎を夢見て、働く。そんな風に人生を演出できる家具が、この世にいくつあるだろう。見合う自分になりたくて、少し背伸びをしたくなる。これぞ、名作家具。

Eamse Lounge Chair&Ottoman/Herman Miller

Eamse Lounge Chair&Ottoman(イームズ ラウンジチェア&オットマン)

●Design:Charles & Ray Eames
●Material:

ラウンジチェア
・W845 D845 H835 SH380mm
・張地:皮革
・プライウッドシェル:ウォールナット

オットマン
・W670 D570 H420mm
・張地:皮革
・プライウッドシェル:ウォールナット

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