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超隠れ家宿obi house/長屋を改修した民泊

超隠れ家宿obi house/長屋を改修した民泊

オオハラ ユキエ
  • 古くから残る長屋を活用するプロジェクト「オビハウス」
  • 静かでゆったりとできる「超隠れ家系」民泊が誕生しました
中に置くインテリアはIKEAで購入したものがメイン。「離れ」の部屋にはふかふかのベッドが4台も。さらには奥のソファも寝具として使えるものになっています。

閑静な住宅街に残る2棟の長屋

熊本県熊本市帯山に残る築55年の2棟の長屋。保田窪第一団地、帯山A団地などのくまもとアートポリス建築にも近い閑静な住宅街で、バス停までも徒歩圏内です。オーナーさんが賃貸として貸し出していましたが、間取りや設備等の使い勝手が時代の変化に追い付かず、全戸空き部屋の状態でした。

この長屋をどうにか再生したい。スクラップアンドビルドが続く世の中をどうにか変えていきたい。そして何より、今日まで残り続けたこの建築の空気感や歴史観を崩すのはもったいない!という気持ちから始まったのが、この長屋を再生するプロジェクト。末次デザイン研究所の末次さん、熊本大学の建築学科田中智之研究室、熊本県立大学の学生さんなどが企画・設計・施工に関わっています。自分たちの手で建物を解体したり、コンクリートを打ったり、新しい間取りを作り上げたりといった試行錯誤を繰り返しました。

今回案内してくれたのは「超隠れ家宿 obi house」のオーナー下田恭平さん。この長屋を民泊として活用する際、超過酷な準備期間を経たそう
今回案内してくれたのは「超隠れ家宿 obi house」のオーナー下田恭平さん。この長屋を民泊として活用する際、超過酷な準備期間を経たそう

長屋のコミュニティを新しく再生していく

長屋とは、複数の住戸が水平方向に連なり、壁を共有する住居形態。玄関は共有せず、各住戸へは外部から直接出入りすることが出来ます。日本で長屋が普及したのは、遡ること江戸時代。一つの建物を共有する者として”お隣さん””ご近所さん”とのつながりは相当強く、“個人の所有物は長屋の共有財産”でした。生活用水の確保は共同の井戸から。御飯のお裾分け、物の貸し借りも頻繁に行われていました。その関係性は仲間以上家族未満。困った時は助けあう、日常的な相互扶助の関係にあったそう。

今回のプロジェクトでは、こういった昔ながらの長屋特有のコミュニティを新しく再生していくことがコンセプトです。建物はコンクリートブロックの組積造。離れた2棟の間には芝生の通路が通っていて、この通路を挟んで向かい合う2部屋を1区画として賃貸します。「母屋」と「離れ」2部屋の使い方は住人次第。1部屋をアトリエとしたり、SOHOとしたり、民泊としたり、その人ならではの使い方が可能です。長屋のかたちを維持しながら、賃貸住宅の用途はそのままに、賃貸の仕組みや内装といった暮らしのモデルをデザインして再生を図ります。

中に置くインテリアはIKEAで購入したものがメイン。「離れ」の部屋にはふかふかのベッドが4台も。さらには奥のソファも寝具として使えるものになっています。
中に置くインテリアはIKEAで購入したものがメイン。「離れ」の部屋にはふかふかのベッドが4台も。さらには奥のソファも寝具として使えるものになっています。

「超隠れ家宿obi house」オープン!

そして、この長屋の一画でスタートした民泊が「超隠れ家宿obi house」。管理者が賃人に住戸を貸出し、その賃人が空き部屋で民泊を運営する、といった形をとっています。この民泊、10月末日にオープンしたばかりなのですが、なんと公開数時間で10件以上の予約が入る好スタートを切った模様。お値段は平日1泊4500円~。2部屋借りれば最大11名まで宿泊可能。家具や食器、小物類など、細かい設備までしっかり整っているので、友人や親せきと集まってちょっとしたパーティもできそう。

下記URLよりご予約ができます!

熊本でホテル・ホステル・お宿を探している方は是非候補にいかがでしょうか。

お部屋は2タイプ。用途や宿泊人数によってご検討ください。各お部屋のお写真はこちら↓

「離れ」の部屋はユニットバスを中心に回廊できる間取りです

photo garalley

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