Now Reading
C.school Season2 Vol.4

C.school Season2 Vol.4

Hiroko Sonezaki
  • C.Schoolは株式会社ロジックが主催している、「働くを楽しむ」がテーマの市民大学。
  • 第一線で活躍する様々な方を全国から出演者としてお招きし、みんなで考え、話し合いながら、楽しい働き方を考える場です。
7/23 C.school

C.schoolとは?

C.Schoolは株式会社ロジックが主催している、「働くを楽しむ」がテーマの市民大学。
第一線で活躍する様々な方を全国から出演者としてお招きし、みんなで考え、話し合いながら、楽しい働き方を考える場です。

元々はロジックの社内研修として企画されたものですが、
熊本のみなさんと一緒に学びたい!ということで、無料で公開しています。

撮影、録画、録音全てOK!
過去のイベントレポートもホームページにて公開しています。

C.school HP

【Report1】“オモケンパーク”で話題の面木 健さん

上通りのオモケンパークで話題となっている面木健さん

熊本地震でオモキビルがこわれて・・・

2019年6月、熊本県熊本市の中心地・上通りと呼ばれる街の中に「オモケンパーク」という場所がオープンしました。メディアなどでも多数取り上げられ、熊本で今大きな話題になっています。

 

オモケンパークができた場所にはかつて、「オモキビル」というテナントビルがありました。このビルは、今回の出演者である面木さんが、お祖父様の代から引き継がれたもの。大正から昭和初期にかけての「面木漆工場」、戦後の「おしゃれ靴の専門店オモキ屋」、そしてテナントビル「OMOKIビル」として、長きに亘り上通りを見守ってきた建物です。

 

しかし2016年、熊本地震が発生。築100年となるオモキビルは大きなダメージを受け、止むを得ず解体することに。更地となった土地は、建物があった時以上に固定資産税がかかります。何かを建てるにしても、新たにテナントビルを立て直すには2億円近い借金が必要。そして面木さんがこの時に考えたのが「果たして、この人口減少の時代に、新たなビルが必要だろうか?」ということでした。

フェーズが変われば価値観も変わる

日本の人口は、歴史上初めての下り坂を迎えています。人口が多い時代は、物を作れば作るだけ売れる時代でした。しかしこれからは、物を減らしていく時代です。「減る」というのは一見ネガティブだけれど、人が減る分空間は増える。それは豊かなことだと、面木さんはおっしゃいます。

 

オモキビルが無くなった、ゼロベースの空間。そこには井戸が残されていました。新たに建物を建てるよりも、この井戸を中心に人々が憩い、多様性、寛容性、精神的豊かさを感じられる場所にする。熊本の魅力を伝える、この街に来て良かったと思える新しい広場を作る。このような想いから、オモケンパーク プロジェクトが生まれたのだそうです。

社会実験を経てわかったこと

オモケンパークの個性は「街中×グランドレベル×マイパブリック」だと面木さんは仰います。街並みの中に突如現れる豊かな空間。通りと敷地の間に段差はなく、境界が曖昧になっています。そして面白いのは、開放されていながらも「私有地」であること。そのため、公的な場に課されるルールさえ超えて、フラットにできる可能性を持っているのです。

 

オモケンパークを作る前に、面木さんは広場となったオモキビル跡地を使って、様々な社会実験を行いました。中でも有名なのは、「0円ハウス」の活動で知られている坂口恭平さんと企画された「モバイルハウス計画in上通り」。

 

このような社会実験の末に、建物を建てなくてもワクワクする「場」は作れるということを、面木さんは確信されたそうです。

上通りの縁側「オモケンパーク」

そしていよいよ、オモケンパークプロジェクトが本格始動。建てる上での条件は、テナントビルを建てるよりも、ダウンサイジング且つコストダウンすること。地元の材料を使うこと。熊本の自然を感じられること。テナント貸しはせず、自分たちで運営すること。熊本のシンボルである「地下水」を汲み上げる井戸を中心とした、売り手・買い手ではなく「市民」として活用できる場所であることでした。

 

建物についてはこちらの記事でもご紹介しています。合わせて是非ご覧下さい。

Less is more

オモケンパークのこれからについて、面木さんが語られたのは「拡大・成長」ではなく「縮充・成熟」ということ。階段を下りるようなオモケンパークのロゴマークは、このことを表しているそうです。

 

建物のボリュームとしては、オモキビルの6分の1となったオモケンパーク 。減少したことによって空間が広がり、豊かさが生みだされました。これは、世界三大建築家のうちのひとりである、ミース・ファン・デル・ローエが提唱した「Less is more」という考え方そのもの。少なくすることで、豊かになる。オモケンパークが目指すこの世界観は、人口減少の時代を生きる私たち全員が学ぶべきものであると思います。

Work In Life

“Work Life Balance”という言葉がありますが、面木さんにとっては“Work in Life”。つまり、仕事と人生のバランスを取っているのではなく、生き方の中に働き方がある。最後にこの言葉を語って頂き、一同拍手の中、面木さんはご講演を終えられました。熊本の上通りから、日本の将来や世界の未来までが変わっていくような、ワクワクするご講演でした。

 

面木さん、ありがとうございました!

レポート全文はこちらから。

オモケンパーク

面木 健/オモケンパーク オーナー、ディレクター
昭和40年上通生まれの上通育ち。
趣味はフライフィッシングをはじめアウトドア全般、フォトグラフィーほか多数。6月8日にオープンした「OMOKEN PARK」ディレクター。「KMバイオロジクス株式会社」広報も担当。

オモケンパーク HP

【Report2】全世界対応バイヤー、堀部朝広さん

出演者お二人目は、株式会社TIME&GARDEN 代表であり、全世界対応バイヤーの堀部朝広さん。
一貫して住宅業界でキャリアを選択されてきた堀部さん。現在に至るまでには、会社員時代の苦悩、カナダへの海外駐在など、様々な経験を積まれたそうです。その後、独立企業し、建築資材を探す「目利き」として、世界中を飛び回っていらっしゃいます。

どのような経緯で海外に目を向けるようになられたのか?独立起業に際し、どのような困難や障壁があったのか?

to be continued

堀部 朝広

堀部 朝広/全世界対応バイヤー
2006年にマテリアルワールドというユニークでオンリーワンなオリジナル建築資材を販売するブランドを立ち上げて、以来、世界各国、日本各地をフットワーク軽く飛び回る一級建築士の資格を持つバイヤー。バイヤーと言っても、既製品の買い付けはほとんどなく、新商品の企画・開発・設計から行い、それらを主に海外で生産し、輸入販売している。商品はインテリア・エクステリアを問わず、素材も多岐に渡る。自身がプロダクトデザインした部屋干し用ベルト製品「ブルックリンランドリール」は、グッドデザイン賞、キッズデザイン賞、イタリアのAデザインアワードのゴールドなど多数受賞。(一級建築士、一級建築施工管理技士、一級管工事施工管理技士)

マテリアルワールド HP

What's Your Reaction?
Excited
3
Happy
3
In Love
5
Not Sure
0
Sad
0

© 2019 Logic 
All Rights Reserved.

Scroll To Top